1893年開業。アルフレッド・ヒッチコックが制作したケベックを舞台にした映画『私は告白する』の撮影に使われた世界的に有名な高級ホテル。フレンチ・ロマネスク様式の外観が特徴。19世紀から20世初頭にかけて盛んに建設されていたシャトー・スタイルホテルのうちの1つで、名前に城を意味する”Château”が入っているが実際に城であったわけではない。大陸横断鉄道の開通に伴い、カナディアン・パシフィック鉄道によって建設。建設の際にはアメリカ人建築家ブルース・プライスが招かれ、名前はヌーヴェル・フランス総督であったフロンテナック伯爵から名付けられた。目印となる建物中央部の塔は1924年に付け足されたものである。
ケベック旧市街のアッパー・タウンに位置する。目の前にはアルム広場、脇にはテラス・デュフランがあり、さらにダウンタウンとセント・ローレンス川を眼下に望むことができる。
第二次世界対戦時の1943年に行われたケベック会談(会場はシタデルであった)では、当時のアメリカ大統領ルーズヴェルトとイギリス首相チャーチル、カナダ首相のマッケンジー・キングもこのホテルに滞在した。
ケベック旧市街ガイドやお土産でよく見る建造物であり、ケベック旧市街の顔ともいうべき存在なのだろう。入口はトンネルの様な門を入った奥にあるのだが、やはり高級ホテルらしい豪華なエントランスに礼儀の正しいホテルボーイが何人か立ち回っていた。Châteauというのだから昔は城であったのだろうという期待が裏切られた時は少しがっかりしたが、それでも外観は本当に城の様であった。旧市街自体の歴史よりは300年近く遅れをとっているものの、その外観は旧市街の街並みに馴染んでいる様に見える。その高級感ある外観と旧市街を十分に見渡せる好立地は、シャトー・フロントナックを高級ホテル足らしめる理由としては納得である。歴史的価値の高い旧市街にあるホテルという商業施設の存在は、ヌーヴェル・フランス入植発祥地である旧市街の観光地化の象徴とも言える。
セントローレンス渡河船からみたケベックシティの夜景とシャトーフロントナック
Ce haut hôtel a commencé à fonctionner en 1893. Il est connu dans le monde grâce au film de Alfred Hitchcock « La Loi du Silence ». Son style architectural est le style roman français. C’est un hôtel qui a été construit dans le style « château » qui étais à la mode pendant le XIX et le XX siècle. Il y a le mot « château » dans le nom de cet hôtel, mais cet hôtel n’est pas un château. Cet hôtel a ouvert en même temps que le Chemin de fer Canadien Pacifique et il a été construit par cet hôtel a été construit par lui. Bruce Price qui est un architecte américain, qui a participé à la construction. Le nom de l’hôtel vient de Louis de Buade de Frontenac qui était gouverneur de la Nouvelle-France. La tour centrale, qui la plus en vue, a été ajoutée en 1924.
Cet hôtel est représenté souvent dans les guides touristiques du Vieux-Québec et parmi les souvenirs donc on peut dire que c’est un symbole du Vieux-Québec. Je pensais que cet hôtel était un ancien château donc j’étais un peu déçu quand j’ai appris que ce n’était pas un château. Mais cet hôtel à l’apparence d’un château. L’histoire du Vieux-Québec est longue de trois cents années donc le château Frontenac est un bâtiment plus récent que les autres bâtiments du Vieux-Québec. Mais je pense que le château Frontenac s’harmonise avec le panorama du Vieux-Québec.
カナダSVにおいて最初に訪れたのがケベック、代表的な観光地として挙げられるのがユネスコ世界遺産に指定されているケベック旧市街の歴史地区である。北米唯一の城壁都市であるケベックシティはヨーロッパ調の街並みが広がる。旧市街は二つのエリアに分かれている、アッパータウンといわれる丘の上にある城壁に囲まれた場所とロウアータウンという丘の下にある城下町のような場所である。
アッパータウンからロウアータウンへはフニキュラーと呼ばれる小さなケーブルカーで移動した。乗車料金は約300円、思ったよりもスピードが速いように感じた。フニキュラーから降りてロウアータウンにつくとそこには見たことのないような美しい街並みが広がっていた。雑貨屋やお土産や、レストランやカフェなどが立ち並んでおりどの建物もカラフルで建物と建物の間には明かりがつりさげられていた。いたるところに花が咲いており、特に素敵だと思ったのは窓枠の下につりさげられている植木鉢であった。
街並みを進むと公園のような小さな空間があり木製のブランコがおいてあった。日本では見ることのできないきれいさに感動した。看板もかわいらしく、またこだわったものを売っている店が多いのが印象的である。ここは北米で最も古い繁華街であり、プチ・シャンブラン通りと呼ばれている。いった季節が秋であったが、冬に訪れたらクリスマスの装飾が見られ幻想的な光景が見えるのではないかと思う。
このような古い街並みを今に残すのには、パリなどフランスのような一戸一戸の家屋の看板や窓枠や煙突等の形状や色彩、材質にまで及ぶ厳格な都市景観規制があることは容易に想像がつく。しかし、今回は具体的な政策については把握できなかったのが残念である。
ロウアータウンの街並み。400年前のフランスを彷彿とさせる。
フニキュラー(画像右端)とシャトーフロントナック(画像左上)を望む
I visited Quebec. Historic District of Quebec old town is on the list of World Heritage.
This town is a representative sightseeing spots. Townscape looks like European that.
An old town splits up into two areas. There are upper town on the hill, and surrounded with the castle walls. There are lower town under the hill, and the castle town. I was impressed the beauty of the townscape in lower town, so I’m going to talk about brightly colored buildings and beautiful scape. I took a cable car called funicular to the lower town. There are variety stores, restaurants, cafes, and gift stores. All the stores are very cute and beautiful. Flowers are in bloom, and get used to the townscape. There are the small park in the town, and the cute swing. There is the downtown area oldest in North America, called Petite Shan brandy street. I walked down, and found brightly colored suspended balloons. It makes brightly in the town.
I want to visit there one more time, and next time, I want to see Streets at Christmas.
ケベック市を散策してみると、教会が数多くあることがわかる。ケベック州では、ノートルダム大聖堂をはじめとして、サン・ジョセフ礼拝堂、サンタンヌ・ド・ボープレ大聖堂などが有名である。ヌーベルフランスの旗のもと、入植してきた人々の教育や生活の柱としてローマカトリックは機能し、ケベックの歴史の中核をなしてきた。
ケベック州民の大多数を占める、フランス系カナダ人やフランス人にとって、ローマカトリックはイギリスの統治下になってからは、なお一層自らのアイデンティティを守る精神的な支柱として重要な役割を果たしてきた。1763年のパリ和平条約によって、イギリスが北アメリカのフランス植民地を獲得した頃、アメリカでは独立の気運が高まっていた。このためイギリスには、反英感情を持つケベックの人々が、触発されて独立運動を起こすことを阻止する必要があった。そこで1774年に「ケベック法」が制定された。ケベックに数々の特権を認めるこの法律により、プロテスタントが主流であるイギリスの支配下にありながら、ケベックでは従来通りカトリックの信仰が認められた。現在でもケベック州はカナダで最もカトリックが強力な州となっていて、州民の約83%によって信仰されている。
また、教会はカトリック教徒の人々にとっては信仰の場であるが、今では観光スポットにもなっている。ケベック旧市街の歴史地区では、教会を含めた風景を眺めたり撮影したりして、楽しんでいる人々の姿が見られた。ノートルダム大聖堂や勝利のノートルダム教会は、観光ガイドにも載っているせいか、観光客が非常に多いように思われた。神聖な場に信者ではない観光客が多く訪れることに対し、カトリック教徒たちはどのように感じているのだろうか。信仰の場を観光地化するうえでは、信者も観光客も不快な思いをしないよう留意する必要があると私は考える。
最後に、ノートルダム大聖堂の近くのクリスマスマーケットで見た不思議なものを紹介する。クリスマスツリーの飾りの中に、なんと仏像があったのである。キリスト教と仏教のコラボレーション。おそらくこの店は観光客向けのものであるが、観光客は信仰とは無縁な存在であると想定しているからこそ生まれた矛盾であると思われる。
I want to write about the relationship between Quebec and Roman Catholic. We can see many churches in Quebec City. It has famous churches such as Notre Dame Cathedral, Saint Joseph`s Oratory of Mount Royal, and Sainte-Anne-de-Beaupre Cathedral.
Roman Catholic has encouraged people came from France in education and life, and so on. It has made the history of Quebec. English government enforced Quebec Act to prevent Independence movement by Quebec residents. Therefore, people could have believed Roman Catholic even though they had been under the control of England. Roman Catholic is believed by 83% Quebec residents now.
Churches are not only where believers pray but also where people enjoy sightseeing now. There were many people who takes pictures of the view of the churches in historic area in Quebec City. I thought that how do the believers feel about the tourists. I think that we should pay attention not to disturb others when we enjoy sightseeing.
カナダの滝というと、有名なナイアガラを想像する人が多いだろう。ナイアガラの滝は気軽に訪れることのできるところではなく、周辺を散策・観光するためには最低でも1日は必要だと言われている。今回のカナダ滞在ではナイアガラを訪れる十分な時間はなかったが、ナイアガラよりも落差の大きな美しい滝を見に行くことができた。その滝は、ケベック・シティからわずか30分ほどのところに位置しており、2〜3時間もあれば存分に楽しめる。それが今回ご紹介するモンモランシー滝だ。
モンモランシー滝は、ケベック・シティから北に10kmほど離れたところに位置し、車やバスで気軽に行ける場所にある。旧市街地からバスで向かう場合は、VIA鉄道や長距離バスが発着するパレ駅(La Gare de Palais)横のバス停Gare-Palaisから800系統のバスに30分ほど乗り、終点Des Rapidesで下車すると、滝の上にある公園にたどり着く。そこには可愛らしいカフェもあり、散歩をする地元の人々や観光客でにぎわっていた。
公園から滝の上にかかる吊橋に向かい、対岸へ渡った。モンモランシー滝の横幅はナイアガラよりも狭いが高さは高く、83mの落差がある。とは言っても、日本の滝よりも横幅は断然広く、水量も多いため、吊橋の上から覗くと飲み込まれそうな気分になるだろう。対岸側にも歩道が整備されており、滝横の83mの高さの崖を階段で降りていける。滝の底を横目に見ながら急な487段の階段を下りていくことは、高いところが好きな人にとっても足がすくんでしまうほどの怖さのように思えた。下まで降りて滝を間近で見上げると、滝が落ちる轟や、水の勢いを全身で感じられる。また、晴れるとそばには虹が見え、神秘的で力強い自然を目にすることができるだろう。
滝周辺の散策道には色づき始めた木々が並んでいた。よく晴れて、カナダの国旗にも描かれているメープルリーフが風に揺れる穏やかな日であった。モンモランシーは、短いケベック・シティの滞在の間でも、気軽にカナダの自然を満喫することができる場所なのである。
モンモランシー滝
Montmorency Falls is located about 10km away from Quebec City to the north. It can be visited by car or bus. From the old town of Quebec City, you can take a bus of rout 800 at Gare-Palais bus stop next to Palais Station which VIA trains and long distance buses arrive and depart. It takes about 30 minutes to a park at the top of the waterfall. There was a pretty café and the park was crowded with many people.
Montmorency Fall is narrower than Niagara, but it is higher than the other. It is 83m high. Nevertheless Montmorency is much wider and has more water than Japanese waterfalls. When you look down the waterfall from a suspension bridge above it, you will feel like that they are going to be swallowed. From the bottom of Montmorency Falls, you can look up the waterfalls from very close and feel the roar of water falling and water pressure throughout your body. If it is sunny, rainbows appear and you will experience mysterious and powerful nature.
Trees whose leaves started to change color lined at walking trail and maple leaves swung in the gentle sunlight. Therefore Montmorency is the place that everyone can enjoy Canadian nature even during a short stay.