パラグアイSV

2018年度パラグアイ渡航について

私たちは、横浜国立大学都市科学部都市社会共生学科の海外研究スタジオにおいて藤掛洋子教授の下で勉強している。ゼミ・スタジオでは、国際協力や社会開発、NGO/NPO実践、クラウドファンディングなどの新しい国際協力についても学んでおり、そこでの学びを実践的に展開するために、グローバル・スタディーズ・ツアー(以下、GS:第7回パラグアイ・ボリビア・ブラジル渡航に参加した。パラグアイは、藤掛先生の研究実践フィールドでもあり、先生はパラグアイと26年間にわたる関わりがある。私たちの渡航期間は2018年9月5日から10月11日の36日間であり、パラグアイに24日間、ボリビアに8日間、ブラジルに2日間、今年は飛行機の遅延があったためドーハにも1日滞在した(移動に約2日かかる)。

2013年度から始まったパラグアイ渡航は、2016年度よりブラジル渡航が加わり、今回の渡航よりボリビアが加わった。私たちは6期生であり、メンバーは、横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程4年・3年:大橋怜史、齋藤誠仁、鈴木泰輔、坂田有紀奈、都市科学部都市社会共生学科2年:五十嵐大地、石原佳歩、木村駿、並木優貴の8名である。指導教員である藤掛洋子教授ならびに学術交流協定大学の先生方も引率して下さった。別プログラムでパラグアイにおいて調査研究活動を行っていた都市イノベーション学府博士前期課程1年生のカルロス・アバロスさん(パラグアイからの留学生)とも一部合流し、研究実践の指導を頂いた。

パラグアイSV2018:パラグアイ副大統領と面談

パラグアイ副大統領と面談

私たちのパラグアイ渡航は大きく分けて5つ目的を持つ。この目的を達成するために約1年半年かけて準備をしてきた。(1) パラグアイ・ボリビアにおける学術交流協定大学との国際シンポジウムの実施、(2) パラグアイ・ボリビアの貧困地域における国際協力の実践、 (3) 伝統工芸品であるニャンドゥティのフェアトレードの実践研究、 (4) スラム他における音楽教育・ドラッグ予防アクティビティの実践と評価、(5) パラグアイ・ボリビアにおける日系移住地での交流である。

ここでは、(1) 学術交流協定大学における国際シンポジウムについて、(2) 貧困地域における国際協力の実践:パラグアイのスラムカテウラ地区での生活改善プロジェクトについて紹介する。