私たちは9月20日から23日にかけてUniversity of Prince Edward Island(以下UPEI)を訪れ、現地の学生と共にCanadian Business Cultureの講義を受けさせていただいた。
UPEIはカナダのプリンスエドワードアイランド州の州都であるシャーロットタウンに56万6560m2の規模で位置している。1834年創設のPrince of Wales Collegeと1855年創設のSt. Dunstan’s Universityをルーツとしており、その2校が1969年に合併。現在のUPEIとなったという豊かな歴史を持っている。UPEIには4つの学部と2つの付属スクールがあり、卒業生を含めておよそ4400人の生徒がいる。生徒はあらゆる地域や国から入学しており、2016年には大学の21%の生徒が留学生となった。
20日午後、講義を受けた際に学生の質、姿勢等に日本の学生との違いが見受けられた。留学生が多いというのはUPEIの特徴でもあるのだが、講義を受けている人種が多種多様であった。それらの人が同じ教室の中に存在し一人の教授の話を聞いている光景は驚愕するものであった。学生自体の特徴としては日本と比べひたすらに積極的である。日本の大学でよく見る教授から学生への一方向的な講義にはなっていない。何かを全体に投げかければ必ずレスポンスが返ってくる、挙手して発表することを求めれば我先にと手が挙がる。私は大学に学びに来ているのだという意思を感じるものであった。多様な人種が一堂に会している様も、双方向的になっている講義も本来あるべき姿であり、それが当然となっていなければならないのだろうが前者は私から見た世界の差別イメージ、後者は日本と比較して、驚きに値するものであった。
留学生が多い環境、どこの地域からでもどんな身分の人であろうと受け入れるという姿勢は学生に多大な影響を与えていると想像できる。このポリシーがではなく、それによって作られる大学の雰囲気がである。大学に行き、講義を受ければ当然のように周りは多様な人種や身分の人が存在している。それが当たり前になるということは今後もそのようなことで人を判断することがなくなると考えられる。重要なのは差別に対する心構えを教えることではなくこのような環境を作り出すことだろう。また、学生の講義に対する姿勢の違いだが、大学というものに対する認識の違いが両国の生徒の間にあるのではないかと思う。日本では大学を就職のための条件の一つとして見ている節がある。よって目標は入学することであり、受験に受かれば一旦そこで終結することになる。そして大学は学びの場としての側面を失っていくのだ。しかし、UPEIでは一つの講義で出来るだけ知識を得ようと生徒がしていた。だからこそ、不明な点があれば教授に質問するし自分の意見を述べる場があればはっきりと発言するのだろう。
UPEIでは留学生が多く、カナダ人とまとめることはできないかもしれないがカナダで学んでいる人は大学で自分の能力を高めることを目的としているのに対し、大学入学といった物事の入り口を目標としてしまう日本の学生では学力のみならずあらゆる能力において差が開いてしまうのも納得である。学生の能力の差はそのまま国の技術力等の差に繋がりかねない。現地の大学を訪れ実際に講義を現地の学生と受けることで大学の在り方と学生というものについて考えさせられるプログラムであった。
We belonged to University of Prince Edward Island (UPEI) from October 20 till October 23 and took a lecture with local students. I found two differences between Japanese student and local student by attending that lecture. The first one is the number of races. University in Japan also accept student studying abroad. However, there are not so many compared to UPEI. At the UPEI’s lecture we attended, I saw the great number of races that I couldn’t understand where I am. The second one is behavior. Japanese tend not to express themselves in front of many people. In contrast, UPEI’s students are so active. When the teacher asked students a question, most of them try to be a first person who answers that question. They have strong will of improving their ability. That is to say Japanese student’s goal is entering university but student of UPEI has not goal because improving their ability is endless purpose. These things are differences I think. Japanese student shouldn’t be satisfied with entering university we want because the difference of ability is leading to the difference of national power.