フランスSV

リヨンの映画館

原山果歩
人間文化課程 3年
フランスSV2016:リヨンの映画館 写真1
フランスSV2016:リヨンの映画館 写真2

映画発祥の地といわれるリヨンで、2つの映画館に行ってきました。1つは単館・ミニシアター系の映画館、Cinéma La Fourmi 。« fourmi »とは「蟻」という意味で、シートには蟻の絵が描かれています。学生は1本6.5ユーロでした。こちらで観たのはフランソワ・オゾンの最新作 « FRANTZ »。ドイツ人のアンナは、第1次世界大戦で戦死したフィアンセ、フランツの墓参りでフランス人のアドリアンに出会う。彼はフランツがパリに留学していたときの友人だった。2人はフランツの死を悼みつつ、だんだん惹かれ合っていく。そこで明かされるアドリアンの秘密。繊細な感情を絵画のように美しい映像で表現しています。日本での上映に期待が高まります。

そしてもう1つはリュミエール研究所です。同じ敷地内にある美術館には、リヨンが映画発祥の地といわれる由縁である、リュミエール兄弟の発明品や映像作品、その他映画の歴史において重要な展示物が置かれています。こちらの映画館はいわゆる名画座で、過去の良作を上映しています。今回観たのはヌーヴェル・ヴァーグの巨匠、ジャン=リュック・ゴダールの『男性・女性』。シートにはそれぞれ映画監督の名前が付けられていて、映画ファンの心をくすぐります。今回はジャン・ルノワールでした。

フランス人の映画鑑賞の態度は、上映中に平気で声を上げて笑ったり隣の人と話し合ったりと、かなりフランクに鑑賞している印象を持ちました。フランスの映画館の特徴としては、料金が比較的安く、夜の単館でも人入りが多いことが挙げられます。フランスでは、身近な芸術として映画が楽しまれていると感じました。

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SALLES DE CINÉMA LYONNAISES

J’ai visité les deux salles de cinéma à l'intérieure de Lyon, qu'on dit le berceau de cinématographie. La première salle est « La Fourmi », un mini-theâtre cinéma. Là j’ai vu « FRANTZ », le dernier ouvrage de François Ozone en m’ assis sur un fauteuil sur lequel un fourmi est dessiné. On attend la sortie au Japon.

Puis nous avons visité l’Institut Lumière. Le musée présente et expose équipements cinématographiques inventés par eux, travaux filmés et matériaux, importants pour l’histoire du cinéma. J’ai vu « Masculin, féminin »de Jean-Luc Godard, un de grands maîtres de la Nouvelle Vague.

J’ai l’impression que les spectateurs français sont plus francs que j’ai imaginé parce qu’ils souvent s’esclaffent et parlent à celuil à côté de d’eux. Puisque le prix est moins cher, un grand nombre d’entrées est compté même dans la projection nocturne, je me sens la popularité française du film comme art familial.