シンガポールSV(1)

リトルインディア散策

田口匡将
人間文化課程 3年

私たちが滞在していた「hangout hotel」。そのホテルがある場所がリトルインディアというシンガポールのほぼ中心部に位置する街であった。リトルインディアはその名のとおりインド人街であり、街のあちらこちらからスパイスやお香の香りが漂ってくる非常にエキゾチックで見どころが盛り沢山なエリアとなっている。

シンガポールSV(1) 2016

リトルインディアの名所の一つにスリ・ヴィラマカリ・アマン寺院というものがある。
この寺院は1855年に南インドからの移民によって建てられたヒンドゥー教寺院で、国の重要記念建築物にも指定されている。左の画像からわかるように高さ18mのゴープラム(高門)に施された、色鮮やかな彫刻が見事で、また寺院内に描かれている宗教画もとても美しいものとなっている。リトルインディア駅から徒歩四分という好立地にあること、入場料が無料である、ということもあって非常に観光客に人気があるスポットの1つとなっている。その他のリトルインディアの名所としては異国情緒満載のストリートである「ケルバウ・ロード」や、インドのものならば何でもそろっている24時間営業の非常に大きなショッピングモールである「ムスタファセンター」など様々なスポットがある。

またリトルインディアはグルメの街としても有名であり、本格的なシンガポール料理をお手ごろな値段で食べることができる。リトルインディアで食べることができるシンガポール料理で有名なものとしては魚の頭が丸ごと入った「フィッシュヘッドカレー」や秘伝のたれで漬け込みパラフィン紙でじっくり揚げた「ペーパーチキン」などがある。特に「ペーパーチキン」は外はカリッと中は非常にジューシーで柔らかく、噛めば噛むほど口の中で肉のうまみが広がる最高の一品であった。
シンガポールでおそらく最もエキゾチックで異国情緒が漂う街であるリトルインディア。観光名所もグルメもそろっておりインドの文化を肌で感じることができる非常に見どころあふれる街であった。機会があればもう一度訪れてみたい。