今回のSVの主な目的は、エスニックマイノリティと呼ばれる外国人および外国にルーツを持つ人々が、ロンドンにおいてどのように暮らしているのかを観察し、横浜の状況と比較することである。世界的な「多文化都市」であり、「人種のるつぼ」とも呼ばれるロンドンに対し、外国人人口比率が2%程度と言われる横浜ではあるが、民族的な多様性は日常生活の中にも見ることができる。私たちは横浜での「多文化共生」の状況を事前に調べたうえで、London School of Economics(以下LSE)でのレクチャーや散策を通してロンドンの状況と比較して、理解を深めることができた。