横浜国立大学は2012年に学術交流協定を結んだアスンシオン国立大学に引き続き、2015年1月にNIHON GAKKO大学との学術交流協定を結んだ。渡航準備の段階では、昨年度に引き続きアスンシオン国立大学において学術交流シンポジウムを行う予定であったが、アスンシオン国立大学にて10月上旬から行われていたデモの影響により、急遽もう1校の学術協定締結校であるNIHON GAKKO大学で学術交流シンポジウムが行われる運びとなった。
学術シンポジウム学生発表の様子
29日はNIHON GAKKO大学の教授、横浜国立大学の教授および学生によるプレゼンテーション、学内見学を行った。プレゼンテーションに関しては横浜国立大学からは藤掛洋子教授が「多国籍企業の展開と展望」、大学院生である佐藤鈴木セルヒオ誠吾さんが「パラグアイ共和国における日本企業の展開と人材育成」、そして学部生からは佐々木美桜と佐藤脩平が日本の文化について、「日本のアニメ」というタイトルでプレゼンテーションを行った。NIHON GAKKO大学側も学生によるプレゼンテーションを予定していたが時間の都合により中止となった。学術交流シンポジウム後は、NIHON GAKKOの方々が用意してくださった夕飯をいただきつつ、NIHON GAKKO大学関係者からのお話を聞いた。食事の後、パラグアイにおける活動について藤掛洋子教授からのお話があった。最後に、今回アスンシオンでの活動をサポートしてくれたNIHON GAKKOの学生からお話があった。
藤掛教授名誉博士号授与式の様子
30日は、藤掛洋子教授の名誉博士号授与のセレモニーが行われた。NIHON GAKKO大学側から藤掛教授の功績や今回の名誉博士号授与へのお話があり、その後、藤掛洋子教授から今回の受賞についてお話があった。
横浜国立大学学生の出し物としてソーラン節の披露が予定されていたが、会場の都合により中止となった。セレモニー終了後は、写真撮影や、交流の時間が設けられ、藤掛洋子教授の名誉博士号授与を祝った。
当初予定されていたアスンシオン国立大学との学術交流の代替案として予定外に実施された学術交流ではあったが、NIHON GAKKO大学には、今回の渡航で多方面にサポートを頂いていることもあり、双方の大学にとって交流をより密接にするよい機会であった。今回特に藤掛洋子教授がNIHON GAKKO大学から名誉博士号を授与されたことは2大学の連携意識をより一層強固にするものであり、今後継続的にNIHON GAKKO大学との学術交流を行うことで2大学の連携を深めていけたらよいと思う。